絢嵐(けんらん)の特徴
《サイクロン》や速攻魔法などをトリガーに効果発動
「絢嵐」は、《サイクロン》を始めとした速攻魔法カードに関する効果を持ち、それらを駆使して相手を制圧していくテーマです。
速攻魔法カードの発動を条件に、相手フィールドのカード2枚までをデッキへバウンスできる《絢嵐豪火フォニクス》や、墓地に《サイクロン》があると、相手が発動したモンスターの効果を無効化できる《絢嵐渦麗ヴァルルーン》など、上級モンスターの効果も強力なものとなっています。
絢嵐(けんらん)デッキレシピ
絢嵐(けんらん)カード紹介
絢嵐たるエルダム
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=21779
①:自分の墓地に「サイクロン」が存在する場合、または相手フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「絢嵐たるエルダム」以外の「絢嵐」モンスター1体か「サイクロン」1枚を手札に加える。
《絢嵐たるエルダム》は、自分の墓地に《サイクロン》が存在する場合か、相手フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に、手札から特殊召喚することができる効果を持っています。
先攻1ターン目であれば、ほぼ確実に特殊召喚が可能で、それ以降でも、「絢嵐」には《サイクロン》をサーチできるカードが多いため、自分の墓地に《サイクロン》が存在する場合という条件を満たしやすく、特殊召喚が容易です。
また、このカードが召喚・特殊召喚すると、デッキから《絢嵐たるエルダム》以外の「絢嵐」モンスターか《サイクロン》をサーチすることができます。
他のレベル3「絢嵐」モンスターをサーチしてそのまま特殊召喚することで、ランク3のエクシーズに繋げたり、《絢嵐豪火フォニクス》や《絢嵐渦麗ヴァルルーン》などの上級「絢嵐」モンスターを持ってきたり、または、《絢嵐豪火フォニクス》や《絢嵐渦麗ヴァルルーン》などをすでに手札に持っている場合は《サイクロン》をサーチして特殊召喚準備を整えたりと、状況に応じて使い分けることができ、非常に便利です。
「絢嵐」デッキの初動となるモンスターで、《聖騎士の盾持ち》を一緒に採用することで、引ける確率を上げることができます。
絢嵐たる献詠
①:以下の効果から1つを選択して発動できる(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=21827
●デッキからレベル4以下の「絢嵐」モンスター1体を手札に加える。
●自分のデッキ・墓地から「サイクロン」1枚を手札に加える。
②:このカードが「サイクロン」の効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
《絢嵐たる献詠》は、デッキからレベル4以下の「絢嵐」モンスター1体か《サイクロン》をサーチできる効果を持った速攻魔法カードです。
《絢嵐たるエルダム》や《絢嵐たるスエン》といった、初動となれる「絢嵐」モンスターにアクセスできるので、デッキの安定性を高めてくれます。
また、このカードの発動に《サイクロン》をチェーンして、対象をこのカードにすると、チェーン解決後に②の効果で自分の魔法&罠ゾーンにセットでき、次のターンに再び使うことができるようになります。
この効果は、他の「絢嵐」速攻魔法カードも共通の効果なので、《サイクロン》の発動で墓地の《絢嵐豪火フォニクス》などの上級モンスターを特殊召喚させながら、「絢嵐」速攻魔法カードの効果を2度使うということが可能です。
絢嵐豪火フォニクス
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=21783
①:速攻魔法カードが発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:速攻魔法カードが発動した場合、相手フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。そのカードをデッキに戻す。
③:このカードが墓地に存在する状態で、「サイクロン」が発動した場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
《絢嵐豪火フォニクス》は、速攻魔法が発動した場合に手札から特殊召喚することができるモンスターです。
相手が発動した速攻魔法でも条件を満たすことができるため、最速で相手の先攻1ターン目から場に出すことができます。
速攻魔法が発動すると、相手フィールドのカード2枚までをデッキへバウンスすることができる効果を持っており、破壊耐性などを持ったモンスターにも有効です。
また、デッキへのバウンスなので、手札へのバウンスとは違い、次のターンの再利用ができず、手札リソースが増えることもありません。
どちらのプレイヤーが発動した速攻魔法にも反応するので、かなり使い勝手がよく、強力な効果です。
基本展開
相手フィールドに魔法・罠カードが存在しないので、手札の《絢嵐たるエルダム》の①の効果で、自身を手札から特殊召喚。
特殊召喚した《絢嵐たるエルダム》の②の効果で、デッキから《絢嵐たるメガラ》を手札に加える。
相手フィールドに魔法・罠カードが存在しないので、手札の《絢嵐たるメガラ》の①の効果で、自身を手札から特殊召喚。
相手フィールドに魔法・罠カードが存在しないので、手札の《絢嵐たるスエン》の①の効果で、自身を手札から特殊召喚。
特殊召喚した《絢嵐たるエルダム》の②の効果で、デッキから《絢嵐たる顕現》を手札に加える。
手札の《絢嵐たる顕現》を発動し、①の効果で、デッキから《絢嵐渦麗ヴァルルーン》を墓地へ送る。
「絢嵐」速攻魔法カードが発動したので、フィールドの《絢嵐たるメガラ》の②の効果で、デッキから《絢嵐たるクローゼア》を特殊召喚。
(この効果発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。)
特殊召喚した《絢嵐たるクローゼア》の②の効果で、デッキから《絢嵐たる献詠》と《サイクロン》をサーチ。
手札の《絢嵐たる献詠》を発動し、それを対象に《サイクロン》をチェーン。
チェーン2の《サイクロン》で《絢嵐たる献詠》を破壊。
チェーン1の《絢嵐たる献詠》の①の効果で、デッキから《サイクロン》を手札に加える。
墓地の《絢嵐渦麗ヴァルルーン》と《絢嵐たる献詠》でチェーンを組む。
(チェーン1:《絢嵐渦麗ヴァルルーン》 チェーン2:《絢嵐たる献詠》)
チェーン2の《絢嵐たる献詠》の②の効果で、このカードが《サイクロン》によって破壊されたので、このカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
チェーン1の《絢嵐渦麗ヴァルルーン》の③の効果で、このカードが墓地に存在する状態で《サイクロン》が発動したので、自身を墓地から特殊召喚。
フィールドの《絢嵐たるクローゼア》と《絢嵐たるエルダム》と《絢嵐たるスエン》を素材に、EXデッキから《王神鳥シムルグ》をリンク召喚。
手札の《サイクロン》をセット。
エンドフェイズに進み、《王神鳥シムルグ》の③の効果で、デッキから《霞の谷の巨神鳥》を特殊召喚する。
相手のドローフェイズに、セットされている《絢嵐たる献詠》を発動し、①の効果で、デッキから任意の「絢嵐」モンスターをサーチする。
「絢嵐」速攻魔法カードが発動したので、フィールドの《絢嵐たるメガラ》の②の効果で、デッキから《絢嵐豪火フォニクス》を特殊召喚。
(この効果発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。)
絢嵐(けんらん)と相性の良いカード
聖騎士の盾持ち
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地から光属性モンスター1体を除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。②:手札・フィールドのこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル6以下の獣族・風属性モンスター1体を手札に加える。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=16411&request_locale=ja
《聖騎士の盾持ち》は、手札・フィールドのこのカードをコストとして除外することで、デッキからレベル6以下の獣族・風属性モンスター1体を手札に加えることができる効果を持っています。
「絢嵐」デッキの初動である《絢嵐たるエルダム》が「レベル6以下の獣族・風属性モンスター」なので、このサーチ効果の対象です。
ただ、《絢嵐たるエルダム》以外の「絢嵐」モンスターには対応していないため、場合によっては手札で腐ることがある点は注意が必要です。
炎舞-「天璣」
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=10418&request_locale=ja
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。
《炎舞-「天璣」》は、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる効果を持った永続魔法カードです。
デッキから《絢嵐たるスエン》をサーチすることができ、その後、《絢嵐たるスエン》の召喚・特殊召喚した場合の効果で、《絢嵐たる献詠》をサーチすれば、他のレベル4以下の「絢嵐」モンスターを持ってくることができます。
このカードも《聖騎士の盾持ち》と同じように《絢嵐たるスエン》にしか対応してないので、採用する場合は枚数に注意しましょう。
王神鳥シムルグ
鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク素材にできない。①:このカード及びこのカードのリンク先の鳥獣族モンスターは相手の効果の対象にならない。②:このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに自分フィールドの「シムルグ」カード1枚を破壊できる。③:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。使用していない自分・相手の魔法&罠ゾーンの数以下のレベルを持つ、鳥獣族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。
《王神鳥シムルグ》は、鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上でリンク召喚できるリンク3のモンスターです。
「絢嵐」は特殊召喚方法が豊富でフィールドにモンスターが並びやすく、《絢嵐たるクローゼア》が鳥獣族なので、リンク召喚がしやすくなっています。
風属性なので、「絢嵐」モンスターの制約にも引っかかることなく出すことが可能です。
エンドフェイズに、③の効果でデッキから《霞の谷の巨神鳥》を出すことで、1妨害を構えることができます。
まとめ
《サイクロン》や速攻魔法カードの発動を条件に、強力な効果を発動する「絢嵐」
特殊召喚方法も豊富で、リンクやエクシーズなど様々な動きが可能です。
興味のある方はぜひデッキを組んで遊んでみてください。